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早いもので泣き崩れたあの時から1週間、猫が1匹亡くなろうがそんなことにはお構いなく時は流れて行く。
せめてもの抵抗で週末土日はずっと家に籠ってみたけどそんな流れを食い止めることはできない。 家の中での一挙手一投足はいまだにミーが居たときと同じである。 出かける前には水を換え、キッチンへ行けばエサの補充を確認し、寝る時にはベッドの上へ呼ぶ。 良い歳をしたおっさんがいつまでも何をしているんだと言われればそのとおりである。 そんなことは重々承知している。 前を向かなければならないことも分かっている。 自分自身ずっと一人暮らしをしているつもりでいた。 しかし実際にはそうではなかった。 そのことにミーを失って初めて気がついた。 16年弱に渉ってれっきとした家族が居たのだ。 そこへ思いがけず先週から16年振りの本当の一人暮らしがまた始まってしまったのだ。 残された道はもはやこれに慣れることしかないのだね。 慣れていくしかないんだ。 この先いくつか予約済の旅程がある。 ミー、申し訳ないけどまたお留守番をお願いします。 帰ってきたらモフモフしてあげるからね。
家に帰ってドアを開ける。
そこに出迎えのミーの姿はない。 それではと、ミー、ただいま!と言っても自分の部屋のソファやベッドから起きてやって来る気配もない。 キッチンで作業をしていてもいつものように何かもらえるのではと寄って来ることもない。 その足もとには主を失ったペットフードボウルと猫トイレがポツンと取り残されているだけだ。 家の中は静まり返っている。 猫の鳴き声もフローリングの上をトコトコ歩く足音もカリカリご飯を食べる音もトイレの砂を引っ掻き回す音もソファーで爪研ぎする音もイビキの音も聞こえない。 ただただ静寂。。。 家に居る時、うちのネコに限ったことではないと思うのだけど、それほどベッタリとしていた訳ではない。 何となく付かず離れず微妙な距離感を保ちつつお互いの存在は意識していると言った関係。 ただそれだけのコトが失われただけのはずなのに身体の一部が欠落し心にポッカリ大きな穴が空いてしまったかのようなとてつもない喪失感。 今となってはそこかしこに飛び散らかされたネコ砂やかすかに残る猫のトイレ臭でさえ愛おしい。 おはよう!行って来るよ!ただいま!寝るよ! 家の中にはもうそんな言葉を交わす相手はいないのだ。 もはや自分には守るべきものは何もなくなってしまったのだ。 いずれその時は来ると知っていても、まだあと数年はいっしょに居られると思っていた。 トイレには最後のオシッコが砂玉となって残っているけどしばらく片付けないでおくよ。 またいつでも戻っておいで。
動物は自殺などしない。
どんなに苦しくても最期その時まで生き抜く。 ウチのねこ、ミーも動物の本能として飼い主に弱みを見せまいと表向き平常を装いながらも実は苦しんでいたのかもしれない。 自分がそのことに気がつかなかっただけなのかもしれない。 だとしたらとても申し訳ないし飼い主として情けない。 でも、昨年暮れの動物病院での検査では若干の異常数値は現れていたもののすぐ悪化すると言った性質のモノではないとの説明だった。 そして一昨日24日、ミーは飼い主に看取られることもなく突然一人で虹の橋を渡った。 普通の平日、しかも翌日葬儀の日は休んでもさして仕事に差し支えない日だったこともミーの配慮だったと思えて仕方ない。 倒れたのが泊まりがけの旅行中だとしたら自宅に戻ってどんなに後悔しただろうか。。。 今はただ、ゆっくり休んでね!と天に向かって声をかけることしかできない。
もし自身の子供がいたとしてもそれ以上に溺愛していたであろうウチのねこが昨日突然虹の橋を渡った。
会社から帰宅してみても出迎えがなく、夕方からオイルヒーターのタイマー運転で暖かくしてある自分の部屋のソファーやベッドの上で寝てるのかと見てもそこには居らず、これはおかしいと押入れの中の"秘密基地"その他時々潜り込む場所を探したが見当たらない。 ふと和室のベランダ寄りに敷いてあるカーペットの上を見たら、そこに身体を延ばして横たわっていた。 部屋の中には吐いた跡や血を流した痕跡はなく、実に穏やかな表情だった。 享年15歳11ヶ月、長生きの部類だろうがその日の朝には何の異常もなかったのだ。 ギリギリまで弱みを見せまいとガンバっていたのだろうか。 今日、春日井の動物霊園で葬儀を行ってきた。 体重7kgを超えなんとしていた大きな猫が小さな骨壺に入って家に戻ってきた。 旅行等で留守番ばかりさせておきながら約16年に渡って一人暮らしの自分を支え続けてくれて本当にありがとう! ゆっくり休んで天国で遊び回ってください。 もう留守番しなくても良いからね。
明けましておめでとうございます!
こちらドバイでも5時間遅れで新年を迎えることができた。 Burj Khalifaでの超弩級の花火とともに。。。 往復ともアクセスは大難渋したけれど、これはそれだけの価値があったと思う。 日本では考えられないスケールの大きさに脱帽して2012年はスタートした。 今年の目標、旅もサッカー観戦も、そして食も「腹八分目!」
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